2018年5月17日(木)

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聖書一日一章     イザヤ書 13章

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天の星、天のオリオン座は光を放たない。(10節)

預言者イザヤによるバビロンについての預言です。3節で、神は、「わたしは怒りを晴らすために、わたしの勇士を呼び集めた」と言われます。4節では、「彼らは全世界を滅ぼすための、主とその憤りの器だ」と言います。神の怒りというのは、イスラエルを苦しめるアッシリヤに対する怒りです。アッシリヤも元々、神がイスラエルを悔い改めさせるために用いられた器だったのですが、神を知らない国ですから、当然そんなことは考えず、自分たちはすぐれた国だと高ぶるので、神の怒りを受けるのです。そのアッシリヤを罰するために軍隊を召集されるというのは、バビロン帝国のことです。

さらに、17節では神が、「わたしは彼らに対して、メディヤ人を奮い立たせる。こうして、バビロンは滅ぼされる」と言われます。神がアッシリヤを罰するために用いられるバビロンも、神を知らない国なので、力を持てば高ぶります。それで、神はこの国も、メディヤ人の国、のちにペルシャ帝国と呼ばれる国によって滅ぼされるのです。まだバビロン帝国が興っていないときに、それどころか、まだアッシリヤが侵略して来る前に、バビロン帝国を滅ぼすペルシャ帝国のことまで預言していることに驚きます。

さて、アッシリヤ帝国とバビロン帝国の滅びは、黙示録16章で世の終わりの最終戦争として預言されているハルマゲドンの戦いを連想させます。世界中の王たちとその軍隊がハルマゲドンという所に集まり、神と神に忠実な人々に戦いを挑むのですが、天からの火によって滅ぼされてしまうのです。

ところで、10節では、「天の星、天のオリオン座は光を放たず、太陽は日の出から暗く、月も光を放たない」と言います。未来のハルマゲドンの戦いのあとにも、同じことが起こります。マタイの福音書24章29節では、「太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は天から落ちる」と言います。光がなくなるということは、神の恵みとあわれみがなくなり、キリストによる救いの道がなくなることを象徴しています。私たちは、光あるうちに、救われなければなりません。光あるうちに、人々が救われるように祈りましょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成