2020年8月2日(日)

_____________________________________________________________________________

聖書一日一章     列王記第一 20章

_____________________________________________________________________________

調べたところ、七千人いた。(15節)

南北に分かれていたイスラエルの北のイスラエル王国では、アラムつまりシリアの王ベン・ハダドが大軍で攻めて来て、首都サマリヤを包囲し、アハブ王に、金銀と妻子を差し出せと脅しました。そのとき、町の中で一人の預言者がアハブに神の言葉を伝えました。アラムの大軍をアハブの手に渡すこと、そのために「諸州の首長に属する若い者たち」を用いること、アハブのほうから戦いを仕かけるべきことでした。そこで、アハブがその「諸州の首長に属する若い者たち」を集めたところ、彼らは勇んで出陣し、7千人が彼らに続き、アラムの大軍を打ち破りました。翌年、アラムの王は、イスラエルの神は山の神なので、平地で戦えば勝てるとみくびって、再度攻めて来ましたが、イスラエル軍は勝利し、アラムの王をある町に追い詰めました。しかし、アラムの王から情けを乞われたとき、アラムに市場を設けたいという打算があったので、アラムの王を放免しました。しかし、神は、打算によって放免したことを、預言者を通して責められました。

さて、サマリヤの町がアラムの大軍に包囲され追い詰められたとき、その危機を打ち破るきっかけとなったのは、「諸州の首長に属する若い者」でしたが、彼らは地域の首長たちの助手をしていた若者だと思われます。たった232人でしたが、彼らが勇んで出陣したとき、7千人が勇気づけられて彼らに続き、何万もの大軍を打ち破ったのです。おそらく彼らは、神が「バアルに膝をかがめない者たちを残している」と言われた、残された神に忠実な人々でしょう。神をほんとうに信じる人は少なくても、信仰によって奮い立つとき、多くの人々を動かし、大きなことを起こすのです。キリストが天に昇られたとき、信じる者は120人ほどでしたが、その人々が聖霊を受けて奮い立ったとき、3千人がキリストを信じました。3千人でも何百万ものユダヤ人の人口からすれば、ほんのわずかです。しかし、3千人が聖霊によって奮い立ったとき、イスラエルを動かし、世界を動かしたのです。どんな時代でも、神をほんとうに信じる人、キリストをほんとうに信じる人はわずかです。その力は限られています。しかし、聖霊が働かれるとき、人数や力の限界を超えて、予想もしないようなことが起こって行くのです。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成