2021年10月14日(木)

_____________________________________________________________________________

聖書一日一章     イザヤ書 60章

_____________________________________________________________________________

あなたの子らを遠くから運んで来る。(9節)

神はここでは、エルサレムの輝かしい未来を予告されます。1節で、「起きよ。主の栄光があなたの上に輝く」と言われます。また、4節で、「あなたの息子たちは遠くから来る」と言われるように、世界中から人々が集まって来ます。14節では、「あなたを苦しめた者たちの子ら」まで来て、「あなたの足もとにひれ伏して、あなたを『主の都』と呼ぶ」と言われるように、エルサレムで治められる神の前にひれ伏します。また、5節で言われるように、彼らが世界中の富を持って来るので、エルサレムは繁栄し、11節で、「門はいつも開かれ、昼も夜も閉じられない」、18節で、「暴虐はもう聞かれ」ないと言われるように、すばらしい平和が宿ります。

さて、いつのどんなことを預言しているのでしょうか。19節では、「太陽はもはや、あなたの昼の光とはならず、月の明かりもあなたを照らさない。主があなたの永遠の光となる」と言われます。つまり、神が照らされるので、太陽も月もいらないということですが、これは、ヨハネの黙示録21章の天のエルサレムの光景です。キリストを信じる者は、世の終わりにキリストが再臨されるときによみがえり、キリストのもとに集められ、輝くエルサレムを見るのです。それは私たちの望みであり、悩み多い人生を生きる力です。

しかし、世の終わりによみがえって新しいエルサレムを見るためには、生きているうちに、キリストを信じなければなりません。人々が世界中から集まって来るというのは、世界中の人々がキリストを求め、信じるようになることでしょう。8節と9節では、「雨雲のように飛ぶ者、鳩のように巣に帰る者はだれか。まことに、島々はわたしを待ち望み、タルシシュの船は真っ先にあなたの子らを遠くから運んで来る」と言われます。東の果ての「島々」に住む私たち日本人には、宣教師がタルシシュ(つまりスペイン)の船に乗ってやって来て、最初にキリストを伝えてくれました。最近では、「雨雲のように」、「鳩のように」飛行機に乗ってやって来、キリストを伝えてくれています。私たちも世界の宣教のために祈りましょう。機会があれば、飛行機に乗って遠くの地に行き、キリストを伝えましょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成