2023年1月8日(日)

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聖書一日一章    創世記 1章

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はじめに神が天と地を創造された。 (1節)

また聖書を最初から読んでいきますが、聖霊に新しい耳と新しい目を開いていただき、新しい言葉を聞かせていただきましょう。

さて、1節には、「はじめに神が天と地を創造された」とあります。「はじめに」というのはすべての初めにという意味で、その時がすべての初めなら、それまでは何もなかったということです。それは私たちの経験にはないことです。何でも昔から続いてきていますし、新しいことが始まったと言っても必ずその背景がありますし、人が生まれるのにも親や先祖があります。しかし、この「はじめ」の前には何もなかったのです。空間さえなかったのです。

何もなかったのに、自然に天と地ができたわけではありません。何もなかったし、何もしないのに、何かができるわけがないからです。天と地ができるためには、巨大な力が必要です。力だけではだめです。事物の細部を作り上げるための膨大な知的情報が必要です。さらに、物質や情報を超えた霊的なものが限りなく必要です。ですから、巨大な力、膨大な知的情報、限りない霊を持った存在、私たちが知らず見たこともないのに「神」と呼んでいる存在が、ここで言うように、それらを造られたのです。

そのためには、「はじめ」の前に神が存在しておられなければなりません。実は、「はじめ」の前に、神とともにキリストも存在しておられたのです。そのことを、ヨハネはその福音書1章で、「初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。すべてのものは、この方によって造られた」と言います。神と「ことば」キリストが、「初め」の前に存在し、巨大な力、膨大な知的情報、限りない霊を注いで世界を造られたのです。

このことは、神がこの世界と私たちを、強い意志を持って造られたことを意味します。ですから、この世界と私たちが滅びようとしているときには、何とかして救おうとされるのです。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成