2023年3月8日(水)

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聖書一日一章    出エジプト記 10章

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     エジプト全域に一匹のいなごも残らなかった。(19節)

モーセは神からイスラエルの民をエジプトの圧制から救い出すために遣わされ、王に面会し、自分たちが礼拝のために荒野に行くことを許すように求めましたが、王は拒み、弾圧を強めました。そのため、神は超自然的な災害を起こされましたが、王は頑なになって拒み続け、神は超自然的な災害を起こし続けられました。ここでは、いなごの大量発生と3日間エジプト全土が真暗闇になるということが起こっています。

さて、このいなごの大量発生はひどいものでした。14節と15節には次のように言われています。「いなごの大群はエジプト全土を襲い、エジプト全域にとどまった。これは、かつてなく、この後もないほどおびただしいいなごの大群だった。それらが全地の表面をおおったので、地は暗くなり、いなごは地の草と木の実をすべて食い尽くした。」そのためさすがの王も16節にあるように、「私は、おまえたちの神、主とおまえたちに対して過ちを犯した。どうか今、もう一度だけ私の罪を見逃してくれ」と言いました。それでモーセが神に祈ると、神は風向きを変えられたので、「エジプト全域に一匹のいなごも残らなかった」とあります。神の徹底した仕方に感心します。王が頑なに神の言葉を拒んだときには、神は徹底的にエジプトの地をいなごで打たれました。しかし、王が自分の罪を認め、赦しを願ったときには、エジプト全土に一匹も残らないほど徹底的にいなごを除かれました。

それは私たちに対しても同じです。私たちが高ぶり、神を敬わず、神に従おうとしないときには、私たちの罪を徹底的にさばかれます。だれもそのさばきをのがれることはできません。しかし、へりくだって、自分の罪を認め、神のあわれみにすがって、赦しを願うときには、キリストの血によって罪を赦してくださいます。その赦しは徹底していて、一つの罪も残らず、完全に赦してくださいます。わずかの心配もありません。

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