2023年3月13日(月)
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聖書一日一章 出エジプト記 15章
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わたしは主、あなたを癒やす者だからである。(26節)
イスラエルの民がエジプトを出て「葦の海」のほとりに宿営したとき、エジプトの軍勢が追いかけて来て、追い詰められましたが、神が湖の水を押し出されたので、民は歩いて渡ることができ、軍勢は水に飲み込まれてしまいました。1節から18節は、この出来事を歌い、神をほめたたえたものです。
22節以下はその後のことです。民は、荒野を3日間歩きましたが、水がなくなり、やっと見つかった泉の水も毒素が混じっていて飲めませんでした。しかし、神が示された一本の木を水に投げ込むと、飲めるようになり、生き延びることができました。そのとき神が言われました。「もし主の御声にあなたが確かに聞き従うなら、わたしがエジプトで下したような病気は何一つあなたの上に下さない。わたしは主、あなたを癒やす者だから。」
ここで、神が、そしてキリストが、癒し主であることを改めて思いました。キリストのことを預言しているイザヤ書61章1節では、キリストを指していると思われる人物が、「神である主の霊がわたしの上にある。貧しい人に良い知らせを伝えるため、心の傷ついた者を癒すため、主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた」と言います。キリストの大きな使命が癒やしであることを預言しています。その預言通り、キリストは、人々のたましいを癒されると同時に、多くの病気の人を癒されました。また、ご自身が癒されるだけではなく、マタイの福音書10章1節にあるように、十二弟子にも、あらゆる病気、あらゆるわずらいを癒す権威を授けられました。また、マルコの福音書16章17節では、キリストが「信じる人々には次のようなしるしが伴います」と言われ、「病人に手を置けば癒されます」と言っておられます。その言葉通り、使徒の働きでは、使徒たちが多くの病人を癒しています。また、ヤコブはその手紙の5章14節で言います。「あなたがたのうちに病気の人がいれば、教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。信仰による祈りは、病んでいる人を救います。ですから、あなたがたは癒されるために、互いのために祈りなさい。」キリストが癒し主であることを信じましょう。
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