2023年4月2日(日)

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聖書一日一章    出エジプト記 35章

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心から進んで主に献げた。 (29節)

モーセはシナイ山の山頂で神から、ご自身を正しく礼拝するための幕屋を造るように言われ、その仕様を示されましたが、いよいよその製作に取りかかる時が来ました。その製作のためには、金や銀や布や皮など多くの材料が必要でした。そこで、モーセは神の命令として5節で、「すべて、進んで献げる心のある人に、主への奉納物を持って来させなさい」と言いました。すると、人々はその呼びかけに応じて、あらゆるものを持ってきましたし、ある人々は自分の技能を用いて作業をしました。21節には「心を動かされた者、霊に促しを受けた者はみな」とあり、22節にも「進んで献げる心のある者はみな、男も女も」とあり、29節にも「心から進んで献げた」とあります。神は進んで献げることを望まれ、多くの人が心から進んで献げたのでした。神はいつの時代も、人々がご自身への崇拝と敬愛から進んで献げることを望まれますので、献げることにおいては、量や値打ちよりも、進んで献げる心が大切です。

神への献げものということでは、キリストがされた献げものほど大きく尊くみ心にかなったものはありません。神の子であるご自分の尊いいのちを献げられたのですから。しかも、父なる神から強いられず、人々からも求められず、ご自分から進んで献げられたのです。その一つの献げものがどんなに言葉に表すことができないほど価値あることでしょうか。ヘブル人への手紙10章10節は言います。「イエス・キリストのからだが、ただ一度献げられたことにより、私たちは聖なるものとされています。」受難週にキリストのすばらしい献げものを覚えましょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成