2023年6月11日(日)
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聖書一日一章 申命記 2章
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あなたには何一つ欠けたものがなかった。(7節)
死ぬ日が近づいていたモーセが最後にヨルダン川の東側の草原でした説教です。ここでは、荒野で38年過ごしたあと、北に向かったところ、神から、エドム、モアブ、アンモン人の領土については、彼らに与えた、彼らが先住民を追い払って住めるようにした、だから、イスラエルには与えない、迂回せよと言われたこと、そして、そのようにしたことを語っています。エドム人はヤコブの兄のエサウの子孫、モアブ人とアンモン人はアブラハムのおいロトの子孫なので、神がアブラハムとロトに対する祝福の約束を覚えておられて、彼らにその地を与えられたのでしょう。その後、ヨルダン川の東側まで来たとき、アモリ人の王シホンに、その領土を通らせてくれるように頼んだところ、攻めて来たので、仕方なく戦って滅ぼし、その領土を占領したことを語ります。
さて、神はエドムの領土について、「足の裏で踏むほどさえも、あなたがたには与えない」、それゆえ、食物も水も彼らから金で買って食べ、飲むようにと言われました。しかし、それはイスラエル人には厳しく、食べていけるだろうかと心配させることだったので、彼らを励ますために7節で言われました。「わたしはあなたのしたすべてのことを祝福し、この広大な荒野でのあなたの旅を見守っていたのだ。この40年の間、わたしはあなたとともにいて、あなたには何一つ欠けたものがなかった。」
神はどんなこともできる神です。そして、キリストを信じる者に対しては、キリストのゆえに罪を赦し、今、その愛を止め処もなく注いでおられます。ですから、その人が困っているのに、助けられないはずがありません。必ず、その人とともにいて、何一つ欠けたものがないようにされます。私はそのことを自分の生活のことで何度も経験してきましたし、教会に集っておられる多くの方が、生活に困ったときに、主によって予想もしないような仕方で支えられたのを見てきました。教会はこのような主のみわざが起こっている所です。
テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944 鷹取 裕成