2023年7月24日(月)

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聖書一日一章    ヨシュア記 11章

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彼らを恐れてはならない。(6節)

パレスチナに入ったヨシュアとイスラエルの民が、2つの町を滅ぼしたところで、南部の王たちが危機を感じ、団結し、戦いを挑んで来ましたが、イスラエルは応戦し、彼らを打ち負かしました。すると、今度は北部の王たちが団結し、兵を集め、戦いを挑んで来ました。4節には、「海辺の砂のように大勢の兵で、馬も戦車も非常に多かった」とあります。しかし、7節にあるように、「ヨシュアはすべての戦う民とともに、彼らを急襲し」、打ち負かしました。さらに、彼らの盟主だった王の町ハツォルを攻め、滅ぼしました。16節以下は、それからの長い間の戦いのことを記しています。23節には、「その地に戦争はやんだ」とあります。イスラエルがその地を制覇し、局所的な抵抗と戦闘は続いていても、大々的な戦いは終わりました。

さて、このイスラエルの民の画期的な勝利は、実力が上だったからではありません。イスラエルは、上どころか、エジプトから出て来たばかりで、ろくな武器がなく、人数は劣り、馬や戦車の数は圧倒的に劣っていました。また、作戦が良かったからではありません。ヨシュアは、エジプトを出たばかりの頃から40年間、戦闘隊長として戦ってきて、ベテランでしたが、海辺の砂のような大連合軍にはどうしようもなかったでしょう。イスラエルの勝利は、神の奇跡的な力によるものです。

それはそうなのですが、私は、勢いも大いに関係があるのではないかと思いました。会社でもスポーツのチームでも、勢いのある所は、何をしてもうまく行き、持てる力以上の力を出すことがあります。このときのイスラエルはまさにそんな状態でした。その勢いも、神が勝利のために与えられたものでしょう。ペンテコステの日に聖霊が降臨してできた教会も、そのような勢いのある状態で、日々人々が救われていきました。そんな中にいると、神を信じていなくても、信じているような気持ちになり、思い切って決心し、未熟なクリスチャンも急激に成長するものです。その勢いを生み出されたのは聖霊です。聖霊が私たちの教会に、また、この地域の教会に、また、日本中の教会に、そのような勢いを与えてくださるように祈りました。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成