2023年7月26日(水)

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聖書一日一章    ヨシュア記 13章

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占領すべき地はたくさん残っている。(1節)

ヨシュアとイスラエルの民は、神の力によって、ヨルダン川を渡り、町の城壁を崩し、団結して戦いを挑んで来た南部の王たちの連合軍を撃滅し、続いて北部の王たちの連合軍も撃滅しました。そのように大きな戦いで勝利し、王たちを屈服させましたが、その地を占領するのには長い戦いが必要でした。

戦いに明け暮れる中、ヨシュアは老人になっていましたが、神は1節で、「占領すべき地は非常にたくさん残っている」と言われました。おもな町々は占領しても、占領していない町々や地域が虫食いのように残っていたのでしょう。そこで、神はパレスチナ全域を各部族にくじで割り当て与えるように命じられました。それは、各部族に割り当てることによって、責任範囲を明確にし、占領を促進するためでした。

ところで、神がヨシュアに、「占領すべき地は非常にたくさん残っている」と言われたことは、ヨシュアにとっては、まだ仕事がたくさん残っている、使命は終っていないということでした。老人になれば、仕事をやめてゆっくり余生を送るのが普通ですが、神はヨシュアにはそれは許されませんでした。

この言葉は何か自分に言われているように感じました。私は25歳のときに、主から伝道のためにフルタイムで働くように示され、71歳の現在まで、足りないながらも、不忠実なしもべながらも、伝道のために働いてきました。この使命はなかなか大変で、神など存在しない、昔の人々の迷信だという風潮の中で、神を伝え、救いを伝えなくてはならず、岩をうがつようなもので、自分のような者にはとても無理だと思いながら続けてきました。気持ちの上ではもうそろそろゆっくりしたいところです。しかし、その間、日本の宣教はけっして進んだとは言えません。それどころか、日本人の心がキリストに対してますます閉じ、伝道をしようとすると、はねつけられるように感じます。そのような状況を考えると、「占領すべき地は非常にたくさん残っている。あなたの使命は終っていないどころか、山ほどある」と言われているようです。「主よ。聖霊によって力を与えてください」と祈りました。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成