2023年8月6日(日)
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聖書一日一章 ヨシュア記 24章
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あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。(15節)
ヨシュアは死期が近いことを知り、イスラエルの全部族のリーダーたちを呼び寄せ、大事なことを言い残しました。前の章に記されていた会合とは別に、再度呼び寄せたようです。神が語られたこととして、アブラハムをメソポタミアから連れてきたこと、エジプトに移住したヤコブの子孫を、モーセによってエジプトから導き出したこと、ヨルダン川の東側の地を与えたこと、ヨルダン川を渡って、パレスチナの諸民族を征服させたことを述べました。その上で、ほかの神々を除き去り、唯一の神だけに仕えるように勧めました。すると、人々は「主に仕えます」と誓い、ヨシュアはその誓いを律法の書に書き記しました。ヨシュアはその後、110歳で死にました。
さて、ヨシュアは14節と15節で言います。「今、あなたがたは主を恐れ、誠実と真実をもって主に仕え、あなたがたの先祖たちが仕えた神々を取り除きなさい。それが不満なら、あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。」ヨシュアは人々に、イスラエルの神を神としてあがめ仕えていくか、それともほかの神を神として仕えていくか、どちらかを選ぶように促します。そうは言っても、そこにいる人々は、子どものときからモーセに神の言葉を教えこまれ、神に仕えてきた人々で、ほかの神に仕えることなど、夢にも思ったことはなかったでしょう。それでも、彼らが神をあがめ仕えていくためには、今一度、その道を自分の意志ではっきりと選ぶことが必要だったのです。
私たちもあるときキリストを信じ、キリストの父なる神をあがめ仕えていくことを決心し、クリスチャンになりました。その信仰だけで救われ、永遠の祝福を約束されています。しかし、その道を最後まで歩み続けなければなりません。私たちの歩む道には、いろいろな信仰を妨げるものがあります。キリストが言われたように、「困難や迫害」、「この世の思い煩いや富の惑わし」があります。世と世にあるものとを愛することを避け、神だけを愛してゆかなければなりません。そのためには、そういう信仰の妨げを受けたときに、自分の意志ではっきりキリストの道を選ぶことです。
テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944 鷹取 裕成