聖書一日一章　　　　列王記第二 １０章

ヨナダブは「そうです」と答えた。(１５節)

北部のイスラエル王国では、預言者エリシャから油を注がれた軍の隊長エフーが、以前から憎んでいたバアル崇拝を撲滅しようと立ち上がり、それを推進していた王と王母イゼベルを殺しました。さらに、この章では、首都サマリアに王位継承権者が７０人いましたが、エフーが、町の長老たちに手紙を書いて、７０人をおとなしく差し出すか、戦うかと問うと、彼らはその７０人を殺し、その首をエフーに届けました。さらに、エフーはサマリアに行き、人々に、バアルのための集会を開くと言ってだまし、バアルの信者を集め、全員を虐殺しました。

さて、エフーがサマリアに行く途中、レカブの子ヨナダブという人がエフーが立ち上がったことを喜んで、迎えに出てきました。エフーが彼に「あなたの心は、私の心があなたの心に対してそうであるように、真っ直ぐですか」と尋ねると、ヨナダブは「そうです」と答えました。突然、「心が真っ直ぐですか」と、会ったときに交わす挨拶とはまったく違う妙なことを尋ねられて、間髪置かず「そうです」と答えたことは、すばらしいと思いました。心がいつもそういう状態だったから、突然尋ねられて、反射的にそう答えられたのでしょう。主よ。自分の心からいろいろな邪念を取り除き、神の栄光を願う思いで満たしてくださいと祈りました。

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