2023年12月25日(月)

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聖書一日一章    歴代誌第一 14章

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ダビデは神に伺った。(10節)

ダビデが王宮を建てるためにツロの王に杉材や大工を送ってもらったこと、ペリシテ人が攻めてきたので、2度撃退したことを記しています。

さて、ペリシテ人が最初に攻めてきたとき、ダビデは神に「攻め上るべきでしょうか」と伺い、「攻め上れ。わたしは彼らをあなたの手に渡す」という答えがあったので、攻め上り、大勝利を得ました。二度目に攻めてきたときにも伺うと、「面と向かわず回り込み、バルサム樹の茂みの前から彼らに向かえ」という具体的な指示があったので、その通りにすると、やはり大勝利を得ました。ダビデが王になっても、イスラエルの軍事力は、サウル王が大敗したときとそれほど違わず、かなり劣勢でした。そんな状況で、もし最初に攻めてきたときにぐずぐずし、二度目のときに、すぐに攻め上っていれば、どちらも大敗していたでしょう。大勝利は神の導きと助けのおかげでした。

戦いはどちら側も勝ちたいので、相手の裏をかく作戦を考えます。ですから、戦うまで、相手がどこから攻めてくるのか、どんな手を使ってくるのかわかりません。そんな戦いで、戦いの指揮を執る人の重圧はどれほどでしょうか。自分の判断に、何千、何万の兵のいのち、そして国民全体の運命がかかっているのです。神の導きと助けを求めないではおれないでしょう。

私たちは、戦いの指揮をすることはまずありませんが、人生がかかっているような大きな決断をしなければならないことはあります。あまりにも重いことなので、なかなか決断できないでしょう。神の導きと助けを求めないではおれないでしょう。幸い、クリスチャンには、キリストの恵みと聖霊が与えられているので、ダビデ以上に神の導きと助けを得ることができます。ただ、神がみ心を示される仕方は、一人一人違うように思います。中には預言者のように神の声を聞ける人があるかもしれませんし、聖書を読んでいるとある聖句が与えられる人もあるでしょうし、祈りながら考えていると確信が与えられる人もあるでしょう。日常の小さな決断をする中で、神が自分にはどのような仕方でみ心を示されるのかを知っておくことが大切かと思います。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成