2024年1月14日(日)
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聖書一日一章 歴代誌第二 5章
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まるで一人のように一致して歌声を響かせた。(13節)
ソロモン王は神殿を7年かけて建て、完成したとき、神の臨在のしるしである聖なる契約の箱をそこに運び入れました。イスラエルのおもだった人たちが見守る中、祭司たちが担いで運び、所定の場所に安置しました。祭司たちが出てきたとき、レビ部族の賛美部隊がシンバルや立琴やラッパを鳴らし、歌い、賛美しました。そのとき、急に雲が神殿を覆いました。このような不思議な雲は、出エジプト以来、神の臨在のしるしで、人々は神がここにおられると感じました。
さて、13節には、賛美部隊が「まるで一人のように一致して歌声を響かせた」とあります。神を信じる人々が、心を一つにして神をほめたたえることは、神が信じる人々に願っておられることです。また、そのとき、神殿が神の臨在で満ちたように、神が働かれ、神の栄光が現れると約束されています。マタイの福音書18章19節で、キリストは、「あなたがたのうちの二人が、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます」と言われました。信じる者が心を一つにして祈るなら、神はそれをかなえられるのです。また、使徒の働き1章14節には、信じる人々が「いつも心を一つにして祈っていた」とあり、その数日後に聖霊が洪水のように下りました。そして、その日に信じた人々は、使徒の働き2章46節にあるように、「毎日心を一つにして宮に集まり、家々で神を賛美して」いました。すると、「主は毎日、救われる人々を加えて一つにしてくださった」のです。また、使徒の働き4章24節には、迫害を受けた使徒たちを迎えた人々が、「心を一つにして、神に向かって声をあげ」て祈りましたが、31節には、「祈り終えると、集まっていた場所が揺れ動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した」とあります。
しかし、信じる者が心を一つにすることは、実際には、不可能なほど困難なことです。同じキリストを信じていても、一人一人みないろいろな面で違うからです。言われて、あるいは申し合わせてできることではありません。一人一人が信仰的に成長することによって、神をほめたたえることによって、そして聖霊によってできることだと思います。
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