2024年1月18日(木)
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聖書一日一章 歴代誌第二 9章
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王は大きな象牙の王座を作った。(17節)
ソロモン王について、アラビア半島の南端のシェバという国の女王がそのすぐれた知恵のうわさを聞いて訪ねてきたこと、国外から入ってきた金の量、王座のこと、国際的交流のこと、その他の事業のことを記しています。
さて、ソロモンは驚くほど豪華な王座を作りました。17節以下には、「王は大きな象牙の王座を作り、これに純金をかぶせた。王座には6つの段があり、その王座には金の足台が取り付けられていた。座席の両側には肘掛けがあり、その肘掛けのわきには2頭の雄獅子が立っていた。また、12頭の雄獅子が6つの段の両側に立っていた」とあります。この王座は、「このような物は、どこの王国でも作られたことがなかった」と言われるように、それはそれは立派なもので、ソロモンの権力と財力を示していました。
このソロモンの王座から、私たちの王キリストの王座のことを考えました。キリストはヨハネの福音書18章37節で、総督ピラトの「あなたは王なのか」という質問に、「あなたの言うとおりです」と答えておられますので、地上におられたときから王であられました。しかし、キリストは王座を求められたことも弟子たちに王座を作らせられたこともありません。人々の前で話すのに、草の上か岩に腰かけてされました。キリストがすわられた一番上等のものは、金持ザアカイの家の椅子ではなかったでしょうか。
キリストはご自分からは王座を求められませんでしたが、神はキリストを天に引き上げ、ご自身の右の王座に着かせられました。パウロはピリピ人への手紙2章9節で言います。「それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名を与えられました。それは、イエスの名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが膝をかがめ、すべての舌が『イエス・キリストは主です』と告白して父なる神に栄光を帰すためです。」その王座は目には見えませんが、神の王座と並ぶ、すべてのものの上にある最高の王座です。キリストは私たちに、その王座に向かってひざまずくことを強制はされませんが、私たちは自ら喜んでひざまずくのです。
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