2024年1月27日(土)
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聖書一日一章 歴代誌第二 18章
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天の万軍がその右左に立っているのを見ました。(18節)
イスラエル南部のユダ王国のヨシャファテ王は、信仰的な人でしたが、優柔不断で、北部のイスラエル王国のバアル崇拝者のアハブ王にずるずる引きずられました。アハブの娘で同じくバアル崇拝者のアタルヤを息子の嫁に迎え、また数年後にアハブの所に挨拶に行き、戦いに誘われ、気が進まないのに、3節のように「私とあなたは一つ」と言って、応じようとしました。心に平安がないので、預言者たちに神のみ心を伺わせましたが、王の機嫌を取る預言者ばかりで信用できませんでした。しかし、もう一人、王の嫌がることでもはっきり言うミカヤという預言者がいたので、伺わせたところ、全軍が羊飼いのいない羊の群れのようになる、神がアハブを倒すために預言者たちに惑わせたのだと言いました。それでも、ヨシャファテは戦いに行き、アハブは戦死し、ヨシャファテはほうほうの体で逃げ帰りました。
さて、18節で、預言者ミカヤは、「私は主が御座に着き、天の万軍がその右左に立っているのを見ました」と言います。ミカヤは幻で、天の神の王座の両わきに天使たちの数えきれない軍勢が控えているのを見たというのです。ミカヤが見た天の軍勢が地上に現れたことが2度あります。預言者エリシャがアラムの軍勢に家を取り囲まれたときと、キリストがお生まれになった夜です。天の軍勢がどんな姿をしていたのか、想像するしかありませんが、武器は持っていなかったのではないかと思います。人を傷つけたり殺したりする武器は天使には似合いません。彼らが戦うとすれば、きっと霊的な力によって戦うでしょう。
そのように、天には天使たちの軍勢がいますが、キリストを信じる私たちは、地上における神の軍勢でしょう。国々の軍は自国の利益のために戦いますが、私たちは、神の栄光のために、人々の救いのために、真の平和のために戦います。また、国々の軍は剣と槍、銃とミサイルといった武器で戦いますが、私たちは霊的な武器、信仰、正義、真実、み言葉、祈り、賛美などで戦います。これらの霊的な武器は一見、頼りなく感じますが、パウロがコリント人への手紙第二10章4節で言うように「要塞を打ち倒す力があるものです。」
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