2024年2月28日(水)

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聖書一日一章    ネヘミヤ記 4章

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片手で仕事をし、片手に投げ槍を握っていた。(17節)

ネヘミヤは、ペルシャ帝国の都にいて、王の高官でしたが、エルサレムの城壁が崩されたままで、住民が危険にさらされていると聞き、城壁を修復しようと、王に休暇をもらい、エルサレムに行きました。そして、すぐにエルサレムの代表者たちを励まし、立ち上がらせ、修復に取りかかりました。

町の人みなが進んで協力してくれたので、工事は順調に進みました。しかし、ペルシャ帝国のその地方の総督サンバラテは、イスラエル人と異民族との混血のサマリア人で、アンモン人やアラブ人の側近がいて、イスラエルに敵対的で、工事をやめさせようと、ありとあらゆる方法で妨害してきました。その地の有力者たちに、修復などできっこないと吹聴し、協力しないようにさせたり、襲撃しておどし、工事を続ける気力をそいだりしました。そのため、ネヘミヤは、民の指導者たちを励ましながら、若者を2つに分け、半分に工事を続けさせ、半分に武装して見張らせました。

さて、17節には、「城壁を築く者たち、荷を担いで運ぶ者たちは、片手で仕事をし、片手に投げ槍を握っていた」とあります。城壁の石を積み上げる者も石を運ぶ者も、片手に投げ槍を握って仕事をし、襲撃に備えたというのです。城壁の修復を妨害する人々の激しさや知恵ややり方をよく見ると、悪魔が働いていたと思いました。悪魔は神のあらゆる良い働きを壊そうと、いつも働いています。私たちが神のみ言葉に沿って何か良いことをするときに、それは悪魔が一番嫌うことなので、あらゆる方法で妨害してくることでしょう。仕事であれ、何かの事業であれ、家庭形成であれ、教会の活動であれ、悪魔はどこにでも働いています。ペテロはその手紙第一5章8節で、「身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています」と言います。悪魔のことを考えないで、やっていることだけに集中していると、悪魔に足元をすくわれてしまいます。いつも悪魔がねらっていることを意識し、悪魔の妨害に備えなければなりません。そのために、み言葉に聞き、祈り、自分の罪を告白し、自分の弱さを認め、キリストの力に頼りましょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成