2024年5月19日(日)

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聖書一日一章    詩篇 20篇

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私たちは、私たちの神、主の御名を呼び求める。(7節)

この詩は「ダビデの賛歌」と記されていますが、ダビデの側近の者がダビデのために祈った祈りです。ダビデが戦争に出ようとしているときに、神が彼を救い、勝利を与えてくださるようにと祈っています。

7節では、「ある者は戦車を、ある者は馬を求める。しかし、私たちは、私たちの神、主の御名を呼び求める」と言います。当時の戦争では、戦車や馬の数は、勝敗の決定的要素でした。戦車や馬の部隊があれば、歩兵に比べて機動力が断然優れているので、敵よりも先に有利な場所に送って陣取ることができますし、苦戦している場所にすばやく送ることができますし、敵軍の背後に回すこともできるからです。そのため、当時の王や指揮官は、少しでも戦車や馬の数を増やそうとしました。それに対し、神を信じる自分たちは、戦車や馬よりも、神の助けに頼り、神を呼び求めると言うのです。

当時の神を知らない軍事専門家が聞いたなら、それは絶対に無理だと言うでしょうし、実際、戦いをシュミレーションしてみれば、敗北という結果が出るでしょう。しかし、全能の神はおられ、神が超自然的な力をもって助けられるので、予想もしないようなことが起こり、勝利することができるのです。

私たちは、キリストが弟子たちに最初に聖霊を注がれたペンテコステの後の時代に生きています。そのため、キリストを信じることによって、聖霊を注がれ、聖霊を経験しています。私たちは聖霊によって、当時のダビデや信仰深い人々よりも神の力をもっと体験することができますし、しています。ですから、私たちは言いましょう。「ある者はお金を、ある者は人脈を求める。しかし、私たちは、私たちの神、キリストの御名を呼び求める」と。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成