2024年6月27日(木)
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聖書一日一章 詩篇 59篇
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私の力よ。私はあなたにほめ歌を歌います。(17節)
ダビデはここでも敵からの救いを祈っていますが、その敵は、外国の軍でもなければ、彼を弾圧する権力者でもなければ、敵対する党派でもありません。14節で、「彼らは、夕べには帰って来ては、犬のようにほえ、町をうろつき回ります。食を求めてさまよい歩き、満ち足りなければ、夜を明かします」と言うように、気まぐれにうろつき回り、暴力を振ったり、悪いことをする人たちでした。彼らは組織に属さず、だれにも制約されないので、何をするかわからず、危険でした。しかし、ダビデは、8節で、「主よ。あなたは彼らを笑」われますと言い、16節で、「この私はあなたの力を歌います」と言い、神の守りを確信しています。
さて、17節では、「私の力よ。私はあなたにほめ歌を歌います」と言って、神を「私の力」と表現します。ダビデにも力はありましたが、多くの危険から彼を救い、彼のいのちを守ることができるのは、神の力だけだというのです。このことは、私も毎日感じています。牧師をしていて、多種多様な用事があり、体力も知恵も要りますが、一番難しいと思うのはやはりみ言葉からのお分かちです。毎日毎日、毎週毎週、聞く価値のあることというか、聞いて時間の無駄にならないことを話すのは、とても難しいです。牧師としての駆け出しのころは、未熟で間違いも多かったと思いますが、知らないことが多く、興味が湧き、学ぶことが多く、新しい知識がどんどん入ってきて、話すことは多くありました。しかし、長年していると、だんだん新しい知識が少なくなり、前にも話したことばかりになり、マンネリになりかねませんし、自分でもあきてしまいます。毎回毎回、新鮮な気持ちで、感動をもって話すなど不可能で、お手上げです。私は今、主の力に頼るしかありません。しかし、主はすばらしく、毎回毎回、毎週毎週、新しい発見、新鮮な教え、感動を与えてくださるのです。これは奇跡です。主の力はすごいです。
テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944 鷹取 裕成