2024年6月29日(土)
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聖書一日一章 詩篇 61篇
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王がいつまでも王座に着いているようにしてください。(7節)
ダビデは、敵を意識して、恐れ、「心が衰え果てる」ときに、神に「及びがたいほど高い岩の上に私を導いてください」と祈り、「御翼の陰に身を避けます」と、神にゆだねることを表明します。5節では、「私の誓いを聞き入れ、御名を恐れる者の受け継ぐ地を私に下さいました」と言っていて、祈りがかない、勝利し、ある場所を占領できたようです。
6節と7節はだれかが王のために祈った祈りのようです。王の長寿、王の務めの継続、王の安全を祈っています。「どうか王のいのちを延ばし、その齢を代々に至らせてください。王が、神の御前でいつまでも王座に着いているようにしてください。」ダビデのように勇敢で、強く、信仰深く、正義感に満ち、賢く、リーダーシップのある王は、まずいないでしょう。国民はみな、この王が治めてくれれば、国は安泰で、自分たちは平和で豊かな生活ができると思ったでしょう。イスラエルが最も栄えたのはソロモンの時代ですが、その基礎はすべてダビデが築いたものです。サムエル記第二18章で、部下たちがダビデに、「あなたは私たちの一万人に当たります」と言いましたが、それは国民みんなの気持ちだったでしょう。そんな王なら、いつまでも生きて治めてほしいところです。しかし、残念ながら、それはできません。
しかし、私たちには、ダビデよりもはるかにはるかにすぐれた王がおられます。ダビデよりもはるかに勇敢で、強く、正義に満ち、賢く、リーダーシップがあり、ダビデのようには神と人とを裏切らず、愛に溢れ、人々のために命を惜しまないお方、王の王キリストです。キリストは復活して天に昇り、神の右の座で王として治めておられますが、死もなく、期限もなく、永遠に治め続けられます。
人間の王やリーダーに頼っていると、悪い王やリーダーなら早くやめてほしいと思うし、良い王やリーダーならいつまでやってくれるのか、やめたらどうしようと心配になります。人間の王やリーダーに頼らず、王の王キリストに頼りましょう。何も気をもむことがなくなります。
テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944 鷹取 裕成