2024年10月27日(日)

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聖書一日一章    箴言 21章

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知恵のある人が賢くなると、その人は知識を加える。(11節)

神に祝福される知恵を持っている人は、自然と賢くなるもので、自然と神についての知識を加えていくというのです。むしろ、そういう知恵を持っていない愚かな人が賢くなり、神についての知識を加えるべきなのですが、現実にはそうはならず、知恵を多く持っている人がますます知恵を加えるのです。

それは一般の知恵や知識でも同じです。幼児のときには、知識はそんなに違わないのに、ひらがなを覚えると、絵本が読め、面白いのでどんどん読んで知識を加え、漢字を覚えると、普通の本が読め、読むと、もっと読みたくなり、もっと読んで知識を加え、いろいろなことに興味が出てきて、学び、知識を加えていきます。そのため、知識の差はどんどん広がっていきます。もっとも、中高生になってから、あるいは、大人になってから、何かのきっかけで、知識に目覚め、学ぶようになり、長年の遅れを取り返すすばらしい人もいますが。

それはともかく、現実には、持っている人がもっと持つようになるものです。キリストはマタイの福音書13章12節で、「持っている人は与えられてもっと豊かになり、持っていない人は持っているものまで取り上げられるのです」と言われました。それは、キリストがそう意図されたというよりも、現実の自然な流れを言われたのではないかと思います。

しかし、この流れが変わる時があるのです。キリストに出会って新しく生まれる時です。新しく生まれた人は、神に祝福される知恵を持っていなかったのに、持つようになり、流れが変わり、その知恵をどんどん加えていくのです。私たちもそんな恵みを受けました。感謝です。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成