2024年12月22日(日)

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聖書一日一章    イザヤ書 26章

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いつまでも主に信頼せよ。(4節)

1節で「その日、ユダの地でこの歌が歌われる」と言いますが、「その日」というのは、前の章で語られた新しい世界が始まる日です。新約聖書によると、新しい世界が始まるのはキリストの再臨後ですが、キリストが地上に来られて、宣教されたときに、その新しい世界が目に見えない形で始まったので、キリストの時代も含めて考えてよいでしょう。

前半では、神に信頼することを勧めます。「私たちには強い都がある」と言うのは、エルサレムのことではなく、神ご自身のことです。神ご自身が「城壁と塁」となって「私たちを救ってくださる」のです。3節では、「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです」と言って、神に信頼する者が守られ、全き平安の内におれるということを確信をもって述べます。4節ではさらに、「いつまでも主に信頼せよ。ヤハ、主は、とこしえの岩だから」と言います。そして、神にご自身を信頼する気持ちを告白します。「主よ。まことに、私たちはあなたを待ち望みます。あなたの御名、あなたの呼び名は私のたましいの望みです。まことに、私の内なる霊はあなたを切に求めます。」

19節では、死んだ人について、自分の確信を神に告白します。「あなたの死人は生き返り、私の屍は、よみがえります。覚めよ、喜び歌え。土のちりの中にとどまる者よ。まことに、あなたの露は光の露。地は死者の霊を生き返らせます。」神はご自身を信頼する者を守られるという確信は、信頼する者を死からも守られるという信仰につながります。とはいえ、現実には、神を信頼する人でも死ぬので、矛盾していることになりますが、神は必ずよみがえらされる、土の中に埋まっている者に光の露を注いでよみがえらされると言います。神を信頼する者を神が守られることには、死も障害にならないのです。

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