2025年1月2日(木)
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聖書一日一章 イザヤ書 37章
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アッシリアの王たちが、すべての国々とその国土を廃墟としたのは
事実です。(18節)
アッシリアの王は将軍を大軍とともにエルサレムに送り、ヒゼキヤ王とエルサレムの人々を脅し、降伏を求めました。
さて、ヒゼキヤは、アッシリアの将軍がその軍事力といかに多くの国々を征服したかを誇示し、降伏を求めてきたときに言いました。「アッシリアの王たちが、すべての国々とその国土を廃墟としたのは事実です。」アッシリアが多くの国々を征服したことは、偽りでも誇大宣伝でもなく、事実でした。ヒゼキヤはそれを認めないわけにはいきませんでしたが、その上で言いました。「私たちの神、主よ。今、私たちを彼の手から救ってください。そうすれば、彼のすべての王国は、あなただけが主であることを知るでしょう。」神が自分たちをアッシリアから救われるかどうかは、アッシリアがどれだけ強いかにかかわらず、また、どれだけの実績を上げているかにかかわらず、神がそれを望まれるかどうかだけにかかっています。ですから、神が、ヒゼキヤがご自身に拠り頼んでいるのを見、彼の涙の祈りを聞かれたら、きっとアッシリアから救うことを望まれるでしょう。
私たちにも認めたくない事実があります。自分にははなはだ不利で、困難がまだまだ大きくなることを示すような事実です。私たちは、そんな事実は、いろいろ理屈をこねて、たいしたことがないと自分に言い聞かせようとしたり、意識的に忘れようとしたりします。しかし、事実は否定することはできません。どこまでもつきまとって来ます。ですから、まず、事実を認めましょう。そこから始まります。幸いなことに、主が私たちを救われるのに、その事実は障害になりません。主が救うことを望まれれば、どんな困難があっても救われます。そして、私たちを愛しておられる主は、きっと望まれると思います。
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