2025年5月7日(水)

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聖書一日一章    エゼキエル書 39章

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彼らは、七年間それらで火を燃やす。(9節)

遠い未来の大きな戦いについての預言です。ゴグという強い国が多くの国々を扇動し、連合軍を組織し、雲のような大軍でイスラエルに攻め寄せるが、神は天から火を降らせ、滅ぼされるというのです。この戦いはヨハネの黙示録20章にも預言されています。「サタンはその牢から解き放たれ、地の四方にいる諸国の民を、すなわちゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らは聖徒たちの陣営と、愛された都を包囲した。すると天から火が下って来て、彼らを焼き尽くした。」世の終わりにキリストがすべての権力を足の下に置くまでに、世界大の戦いがあるようです。

さて、この章は、その戦いに勝利した後の、戦場のあとかたづけの様子を描いています。神は9節で、「イスラエルの住民は出て来て、武器を燃やす。彼らは、7年間それらで火を燃やす」と言われます。武器を焼却処分したところ、7年もかかったというのですが、武器の多さを表わしています。武器は人を殺傷する凶器ですから、そんな凶器がそんなにたくさんあったとは、何と恐ろしいことでしょうか。

現在、世界にどれほどの武器があるでしょうか。現在では、槍や弓矢は使われず、銃、爆弾、核兵器がおもです。一番威力があって恐ろしいのは核兵器で、世界に1万2千発あると言われます。ただ、核兵器は、一国の絶滅、世界の絶滅につながるもので、核保有国もそのことがわかっているので、現実的な脅威ではないでしょう。もっと問題なのは銃です。銃は現在世界に10億丁存在していると言われます。私たちが住んでいる世界はなんと恐ろしい世界でしょうか。

しかし、キリストがすべての権力を足の下に置き、すべてのものを従わせられるとき、武器が一掃され、銃が一丁もなくなり、完全に平和な世界が実現します。のろわれるものが何もない世界です。早くそんな世界が実現してほしいと思います。「み国が来ますように。み心が天で行われるように地でも行われますように」と祈りました。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成