2025年5月14日(水)

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聖書一日一章    エゼキエル書 46章

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それは相続地として彼らの所有地となる。(16節)

エゼキエルは、幻の中で、イスラエルの地に連れて行かれ、新しいエルサレムの町と新しい神殿を、み使いの案内で見学しています。ここでは、新しいイスラエルの王が守るべき規則、神殿での礼拝の仕方、ささげ物の種類と数、土地の相続の仕方が命じられています。

さて、王が土地を息子たちに相続させることができると言われていますが、親が土地を息子たちに相続させるのは、古今東西、普通のことで、特段言うことではないように思えます。しかし、古代において、親が土地を息子たちみなに相続させることは、あまりされませんでした。というのは、昔は一般に子が多かったので、土地を息子たちみなに分けると、小さくなってしまい、土地からの収穫がおもな収入源だった当時、収入が減り、みなが貧しくなってしまいます。王の場合も、息子たちみなに相続させると、国をいくつもに分割することになり、国が小さくなり弱くなってしまいます。そのため、長男だけが相続することが多かったのです。

この問題の原因は、土地が限られていることです。土地が限りなくあれば、こんな問題は起こらないでしょう。そんなことはこの世界ではありえませんが、キリストによって約束されている新しい世界では、ありえるのです。パウロは、ガラテヤ人への手紙4章7節で、「あなたがたはもはや奴隷ではなく、子です。子であれば、神による相続人です」と言い、キリストを信じる者を神の子として、神の国の相続人だとします。ヨハネの黙示録21章では、キリストはヨハネに新しい天と新しい地を見せ、「勝利を得る者は、これらのものを相続する」と言われます。パウロはローマ人への手紙4章13節で、その神の国を相続する約束が昔のアブラハムに与えられていたと言います。そのアブラハムに、神は創世記13章14節で言われました。「さあ、目を上げて、あなたがいる場所から北、南、東、西を見渡しなさい。わたしはあなたが見渡しているこの地をすべて、あなたに永久に与えるから。」新しい世界で見渡す限りの土地を与えようというのが、キリストを信じるすべての者への約束だと思います。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成