2025年7月2日(水)

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聖書一日一章    ミカ書 4章

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遠くへ移された者を、強い国民とする。(7節)

1節から3節の言葉は、イザヤ書2章2節から4節とほぼ一致しています。同時代の預言者なので、同じ言葉を聞いたのでしょう。「終わりの日」つまり遠い未来に、エルサレムから神の言葉が洪水のように出るので、世界中の人々が聞きに来て、エルサレムの誉れが世界のどの町よりも高くなるというのです。キリストの教えがエルサレムから始まって世界中に広まっていき、世界中の人々がその言葉を聞くようになることの預言と考えられます。

さて、7節では、神が「わたしは足を引きずる者を、残りの者とし、遠くへ移された者を、強い国民とする」と言われます。「足を引きずる者」は、鎖につながれて引かれて行くことをほのめかし、「遠くへ移された者」も捕囚を指しています。捕囚になって絶滅しそうな人々を生き延びさせ、強い国民にすると言われるのです。このことは実際にイスラエルで起こったことですが、神を信頼するすべての人に起こることです。

だれでも自分の生まれ育った土地や長年住んでいる土地では、あらゆることの要領がよくわかっていますし、コネもあり、いろいろな面で強いでしょう。反対に、見ず知らずの土地では、いろいろなことの要領がわからず、コネもなく、弱さを感じるでしょう。それが外国なら、言葉が通じないので、なおさらです。しかし、だれでも、どんな事情で思いもしない所に住むことになるかもしれません。仕事や結婚で遠い所に住む人もあり、災害のために家を失って移住する人もあり、子の家族を助けるために外国にまで行く人もあります。そんな人々に、主は、「わたしを信じなさい。わたしはあなたをそこで強い民とする」と言われるのです。キリストの福音を外国にまで伝えた人々は、けっして強い人だったのではありません。ルカの福音書24章で、復活されたキリストは弟子たちに、福音をあらゆる国の人々に宣べ伝えるように命じた上で言われました。「わたしは、わたしの父が約束されたものをあなたがたに送ります。あなたがたはいと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」弟子たちは上からの力を着せられて初めて、出て行くことができたのです。

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