2025年7月13日(日)

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聖書一日一章    ゼパニヤ書 2章

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人々はそれぞれ、自分のところで主を礼拝する。(11節)

ゼパニアは、ここでは、イスラエルの周辺の町々、国々の滅びを予告しています。ガザ、アシュケロン、アシュドデ、エクロンは、地中海岸のペリシテ人の町、モアブとアンモンは、死海の東側の国、さらにはエジプトの南のクシュもメソポタミアの国アッシリアも滅ぶと言います。

そのモアブとアンモンの滅びの予告の中で、11節で、なんと、「人々はそれぞれ、自分のところで主を礼拝する。異国のすべての島々も」と言います。モアブ人やアンモン人の中にも生き残りがあり、その人々が創造主なる神を礼拝するようになるというのです。しかも、「異国のすべての島々も」と言います。旧約聖書で「島々」は、「海の果て」と同じような意味で使われているので、それは、地の果て、海の果ての人々も創造主なる神を礼拝するようになることを指しています。さらに、人々は「自分のところで主を礼拝する」と言うのですが、イザヤ書2章では、世界中の人々がエルサレムにやって来るとは言っていても、海の果ての人々が自分のところで創造主なる神を礼拝するようになるとまでは言っていません。それは、桁違いのことです。

そのことがキリストによって実現しました。キリストは、ヨハネの福音書4章21節から24節で言われました。「この山でもなく、エルサレムでもないところで、あなたがたが父を礼拝する時が来ます。まことの礼拝者たちが、御霊と真理によって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。」そして、使徒の働き1章8節で弟子たちを遣わして言われました。「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」私たちは海の果ての島々で創造主なる神を礼拝しています。これは、キリストによる奇跡ですし、聖霊による奇跡ですし、キリストによって遣わされた人々の 奇跡の宣教のお陰です。感謝しましょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成