2025年8月4日(月)
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聖書一日一章 マタイの福音書 1章
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アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図。(1節)
キリストの系図と、クリスマスには必ず読まれるキリストの誕生の次第です。
さて、キリストの系図を見てすごいと思いました。アブラハムから2千年の血筋が記されているからです。ルカの福音書にはさらに長く、アダムからの血筋が記されています。そんな長い血筋がわかっているのはすごいことです。
キリストの血筋から自分の血筋のことを考えました。私の血筋は3代前までしか遡れませんが、それ以前のどこかで切れていれば、そこで断絶していましたから、最初の人アダムからずっと続いてきたはずです。そうすると、どんな人がいたのだろう、どこに住んでいたのだろう、どんな生活をし、どんなことがあったのだろうと、想像をかき立てられます。2千年ぐらい前まではこの列島にいたでしょうが、その前は、中東あたりからはるばるユーラシア大陸を渡って来たのでしょう。いったいどんな旅をしてきたのでしょうか。
また、キリストの系図を見ると、アブラハムに子が生まれなかったり、ヤコブの一家がききんで滅びそうになったり、エジプトで奴隷扱いされたり、捕囚になったり、何度も存亡の危機がありました。私の血筋にも存亡の危機があったかもしれません。また、キリストの系図には、遊女も出てきますし、不倫で生まれた子もいますし、偶像礼拝を広めた王たちもいます。私の血筋にも、複雑な家庭事情があったでしょうし、犯罪者もいたでしょう。
そのように自分の血筋を振り返って思うことは、一つは、これだけ長い間続いてきたのは、多くの神の憐れみによる助けがあってのことで、自分が今存在しているのは、普通のことではなく、奇跡だということです。一つは、その血筋は罪深いもので、長い血筋においてどれほど罪が犯され、どれほど醜いことがあったか、そしてその罪深さを自分も引き継いでいるということです。一つは、キリストはそんな罪深い血筋にお生まれになりながら、まったく影響を受けず、かえってすべての人を罪深い血筋から解放されました。私も解放され、きよい霊的な血筋につながらせていただきました。
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