2025年9月4日(木)
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聖書一日一章 マルコの福音書 4章
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すぐにサタンが来る。(15節)
キリストの種蒔きのたとえ話とその解説、および神の国についてのいろいろなたとえ話、キリストがガリラヤ湖の暴風をしかりつけて静められたことを記しています。
さて、キリストは、種蒔きのたとえ話を解説する中で、道端に落ちた種について15節で言われます。「道端に蒔かれたものとは、こういう人たちのことです。みことばが蒔かれて彼らが聞くと、すぐにサタンが来て、彼らに蒔かれたみことばを取り去ります。」この言葉から、私たちがキリストとその言葉を伝えても、聞き流す人、聞いても単なる知識以上には受け取らない人、その時は興味を持ってもすぐ興味を失ってしまう人、そんな人がほとんどである理由がわかりました。この世界では目には見えない悪魔が働いていて、あらゆる良いわざを壊そうとしていて、キリストとその言葉を伝えるときに、とくに力を入れて妨害してくるのです。伝えても伝えても、悪魔が人々の心からそれを取り去っていくのであれば、成功する可能性がほとんどありません。このことを考えると、伝道することに絶望的になります。
しかし、使徒ヨハネはその手紙第一の4章4節で、キリストを信じる人々とこの世界で働いている悪魔について言います。「子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。」キリストを信じる人々は、内に悪魔より偉大で強い方がおられるので、勝つことができると言うのです。また、へブル人への手紙2章4節は言います。「神も、しるしと不思議と様々な力あるわざにより、またみこころに従って聖霊が分け与えてくださる賜物によって、救いを証してくださいます。」キリストを信じる人々がキリストの救いを証するとき、神が証されるし、そのとき奇跡を起こされるし、聖霊が人々に与えておられる賜物を用いられるというのです。私たちは悪魔にはとても敵いませんが、キリストとその言葉を伝えるとき、聖霊が働かれ、奇跡を起こされ、聖霊が私たちに与えておられる賜物を用いられることを期待しましょう。
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