2025年10月6日(月)

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聖書一日一章    ルカの福音書 20章

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神のものは神に返しなさい。(25節)

キリストの、何の権威によって教えるのかの質問へのお答え、悪い農夫たちのたとえ話、ローマ帝国に税金を納めるべきかの質問へのお答え、7人の兄弟と結婚した女は復活後だれの妻かという質問へのお答えを記しています。

さて、ローマ帝国に税金を納めるべきかの質問に対し、キリストは、デナリ銀貨を出すように言い、「だれの肖像と銘か」と尋ねられました。彼らが「カエサルのです」と答えると、「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」と言われました。「カエサル」つまりローマ帝国皇帝の肖像の銀貨は、カエサルに返すようにというのです。しかし、いくらカエサルの肖像の銀貨でも、正当に手に入れた銀貨なら、その人のものであり、カエサルに返す理由はないはずです。実はそうではありません。ローマ帝国の貨幣の肖像は、それを発行したカエサルの肖像で、そのカエサルが「私が発行した貨幣だ」と主張しているのです。そんな貨幣を持っているということは、カエサルから直接的、間接的にお金を支払ってもらったことで、そんな利益を受けているのなら、その一部を税として返すことは、真っ当なことです。

それと同じように、「神のものは神に返しなさい」と言われたのですが、「神のもの」とは何でしょうか。「カエサルのもの」がカエサルが発行したものなら、「神のもの」は神が造られたもののことでしょう。農作物や畜産物は、神が太陽を上らせ雨を降らせ、人間が眠っている間に生長させ、実らせ、殖やされるもので、目に見える肖像は刻まれていませんが、信仰の目で見るとき、神が造られたという印が刻まれています。旧約時代に、収穫の十分の一を献げるように命じられていたのは、「神のものは神に返しなさい」ということです。また、私たちの体は、母親のお腹の中で神が人知れず組み立てられたものだと、詩篇139篇は教えます。ですから、神が造られたという印が刻まれているはずです。そういう理由で、神に返さなければなりません。どのように返せばよいでしょうか。まず、神が造られたことを認めることでしょう。そして、感謝を言い表すことでしょう。また、体を大事にして、神の栄光を現すため、つまり、ほんとうに良い目的のために使うことでしょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成