2025年11月10日(月)
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聖書一日一章 使徒の働き 10章
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生きている者と死んだ者のさばき主。(42節)
イスラエルの地中海岸のカイザリヤにいた百人隊長コルネリウスがキリストを知った出来事を記しています。コルネリウスはローマ人でしたが、イスラエルの神を信じ、敬虔な生活をしていました。そのコルネリウスにみ使いが現れ、ペテロという人を招くように告げたので、彼は早速使いを遣わしました。一方、ペテロも異邦人を受け入れるようにという意味の幻を見せられていて、使いが来たとき、ためらわずに行きました。コルネリウスの家に着くと、神の導きのことを話し、キリストについて話しました。すると、コルネリウスは一家そろって信じ、バプテスマを受けました。
さて、ペテロは42節で言います。「イエスは、ご自分が、生きている者と死んだ者のさばき主として神が定めた方であることを、人々に宣べ伝えるように、私たちに命じられました。」キリストは「生きている者と死んだ者のさばき主」であると言われますし、私たちもそのことを信じているのですが、本来そのことは、ありえないことです。ありえないということでは、キリストが多くの病気を癒し、多くの悪霊を追い出されたこともそうですが、旧約の預言者たちもそういうことを行っていますので、キリストだけではありません。それに対し、キリストが死んで3日目によみがえられたことは、病気を癒すのとはレベルの違う、ありえないことです。しかし、「生きている者と死んだ者のさばき主」であることは、それとはまたレベルの違う、ありえないことです。なぜなら、それは唯一の全能の神と等しいことを意味するからです。
しかも、キリストは、ご自分がそのような存在であることを、さらりと弟子たちに教え、宣べ伝えるように命じておられます。ご自身にとっては、論じるまでもない当たり前の真実だからでしょう。私たちと感覚が違います。私たちにはとても信じられないことです。それなのに、私は信じています。われながら、よくそんなことを信じられるなと思います。世界中の真のクリスチャンたちも、よく信じているものです。聖霊がそのような信仰を起こしてくださったに違いありません。感謝しました。
テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944 鷹取 裕成
