2025年11月16日(日)

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聖書一日一章    使徒の働き 16章

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神が召しておられるのだと確信した。(10節)

パウロはシラスというクリスチャンとともに第二次伝道旅行に出発し、小アジア、現在のトルコの内陸部を通って、第一次伝道旅行で伝道した小アジア中央部の町々を訪れ、クリスチャンたちを励ましました。その後、そのまま西にまっすぐ進んでエーゲ海沿岸の町々に行こうとしたところ、聖霊に止められ、北のほうへ行こうとしたところ、やはり聖霊に止められました。そこで仕方なしに、北西方向に進み、エーゲ海沿岸の港町トロアスに行ったところ、パウロは一人のマケドニア人が「マケドニアに渡って来て、私たちを助けてください」と懇願する幻を見ました。それをキリストの招きだと確信したパウロは、海を渡りました。その地方の主要な町であるピリピへ行き、ユダヤ人が集まって礼拝している所で伝道すると、女商人リディアとその家族が信じました。占いの霊につかれた女奴隷からその霊を追い出したことで牢に入れられましたが、その夜地震が起こり、牢の扉が開いたのに逃げなかったところ、そのことで看守一家が信じました。福音がマケドニアやギリシャに広まり、キリスト教の中心地になっていく始まりでした。

さて、パウロらは西に進もうとして、聖霊に止められ、北に進もうとして、聖霊に止められ、マケドニア人が自分たちの所へ来てくれるように懇願する幻を見て、そこに行くことがキリストのみ心だと確信しました。その幻も聖霊が見せられたものでしょう。このように、パウロは聖霊の導きによって、キリストに正しく従うことができ、想像もしないような偉大な伝道の実を結ぶことができました。聖霊の導きは、パウロだけでなく、すべてのクリスチャンにあると思います。それは、クリスチャンにとってありがたい恵みです。その導きに従えば、祝福されることが間違いないからです。それにしても、聖霊の導きはだれでもわかるのでしょうか。私は、次のようなことがあれば、わかると思います。聖霊が自分を導いてくださると信じること、聖書の基本的な教えから反れないこと、祈ること、導きがわかったなら、その通り従いたいと思うこと、これらのことがあれば、聖霊の導きがわかると思います。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成