2026年1月25日(日)

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聖書一日一章    ピリピ人への手紙 1章

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キリストの福音にふさわしく生活しなさい。(27節)

パウロはそう言いますが、「キリストの福音にふさわしい生活」とはどんな生活でしょうか。神に喜ばれる生活であることは間違いありませんが、それなら、私たちがいつも心がけていることです。しかし、ことさらに「福音にふさわしい」と言っているのには、それなりの意図があると思います。

「福音」と訳されたギリシア語ユーアンゲリオンは、「良い知らせ」という意味ですが、パウロがこの語をとくによく用いたのは、旧約聖書との関係からだと思います。パウロから百年ほど前に、旧約聖書がギリシア語に訳されたのですが、「良い知らせ」というヘブル語がユーアンゲリオンと訳されて、ユダヤ人に知られるようになりました。旧約聖書にもギリシア語にも精通していたパウロは、キリストに出会ったとき、これこそユーアンゲリオンだと思ったのでしょう。その旧約聖書の「良い知らせ」、ユーアンゲリオンは、ほとんどが、戦いに勝利した知らせ、あるいは敵の支配から解放された知らせです。とくに、イザヤ書では、捕囚からの解放とキリストの救いがいっしょに預言されていて、「良い知らせ」、ユーアンゲリオンと言われているのです。そのため、ユーアンゲリオンには勝利とか解放とかの色がついています。

たしかに、「福音」、ユーアンゲリオンは、キリストの勝利に基づく救いの知らせです。キリストは3つの意味で勝利されました。まず、罪に対してあらゆる意味で勝利されました。そして、その勝利によって、私たちを罪から解放してくださいました。また、よみがえり、死に対して勝利されました。そして、私たちも死から解放してくださいました。また、悪魔の支配に対して勝利されました。そして、私たちも悪魔の支配から解放してくださいました。つまり、キリストの勝利によって、私たちも勝利者になったのです。

だとすると、「福音」はキリストの勝利の知らせです。そうすると、「福音にふさわしい生活」は、キリストの勝利に基づく勝利者としての生活でしょう。つまり、罪に勝利した者、死を恐れない者、悪魔に負けない者の生活でしょう。それは自分ではできません。聖霊によってさせていただきましょう。

テレフォンのお分かち TEL 072-255-0944   鷹取 裕成