2026年3月7日(土)

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聖書一日一章    ヘブル人への手紙 12章

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揺り動かされないものが残る。(27節)

ここでは、信仰を全うするために、人間として信仰を貫き模範を示されたキリストを見つめ、信仰を妨げる罪の力と戦っていこうと励まします。さらに、試練を耐え忍び、聖さを追い求め、天の都が近いという希望をしっかり持ち、この世界がやがて崩れ去ることを忘れないようにと勧めます。

さて、26節では、ハガイ書2章6節の「わたしは、地だけでなく、天も揺り動かす」という言葉を引用し、世の終わりに神が天地を揺り動かされることを思い起こさせます。そして、27節で、この「ことばは、揺り動かされないものが残るために、揺り動かされるものが取り除かれることを示しています」と言います。ここで、揺り動かされないものとは何でしょうか。それを知るために、まず、揺り動かされ、なくなるものを考えて見ましょう。私たちが所有している物、お金、家、今の生活、社会的地位などは揺り動かされ、なくなるるものです。私たちの肉体も揺り動かされ、なくなるものです。人間関係、社会における人間関係はもちろん、夫婦や親子の関係さえ、この世だけのもので、揺り動かされ、なくなるものです。パウロはコリント人への手紙第一13章8節で、「預言ならすたれます。異言ならやみます。知識ならすたれます」と言います。「預言」や「異言」や信仰の「知識」は、聖霊が与えられるもので、聖なるものですが、クリスチャンの地上での歩みや働きのためのもので、揺り動かされ、なくなるものです。預言がなくなるということは、預言によって書かれた聖書もなくなるということです。

それでは、揺り動かされないものとは何でしょうか。パウロはコリント人への手紙第一13章13節で、「いつまでも残るのは信仰と希望と愛です」と言います。キリストを信頼する気持ちはなくなりません。私たちは永遠にキリストを信頼し、「主よ、主よ」と慕っていくのです。望みもそうです。新しい世界に入れば、望みがかなえられて、望みがなくなるのかと言えば、そんなつまらないことはないでしょう。常にもっとすばらしいことを示されて、楽しみにし続けるのではないでしょうか。そして、愛こそ新しい世界の最大の特徴であり、魅力です。そこは神の愛が満ちあふれているところです。

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