2026年3月9日(月)
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聖書一日一章 ヤコブの手紙 1章
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みことばは、あなたのたましいを救うことができます。(21節)
この手紙は、弟子のヤコブではなく、キリストの兄弟のヤコブが書いた手紙です。ヤコブはキリストが復活されてから、復活されたキリストに出会って信じ、後にエルサレムの教会の代表者となりました。この手紙はエルサレムから全クリスチャンに向けて書かれたと思われます。ここでは、試練にあっている人には、忍耐すればより完全な者になれると励まし、知恵が足りないと感じている人には、神に求めれば与えられると励まし、身分の低い人には、神の子どもの地位を誇りとするように励まします。
さて、21節では、「心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたのたましいを救うことができます」と言います。みことばはたましいを救うことができるので、素直に受け入れるようにと勧めます。たましいは、見ることも触れることもできませんが、言葉はたましいに届き、それゆえ、良い意味でも悪い意味でも大きな影響を与えます。とくに、神のみことばはたましいの糧となり、たましいを救うことができます。
ところで、ここで「みことば」と言っていますが、神の言葉に違いありませんが、具体的に何を指しているのでしょうか。というのは、私たちにとって「みことば」と言えば聖書ですが、この手紙の時点では、新約聖書はまだ編さんされていなかったからです。それなら、旧約聖書の言葉かと言えば、旧約聖書の言葉はベールに包まれていて、キリストによって初めてその真意が明らかになるものですから、それがおもではないでしょう。ここでの「みことば」は、キリストが福音書で何度も「みことば」と言っておられる、それでしょう。つまり、町や村で宣べ伝えておられるご自身の言葉です。それは、新しい真理であり、人々をほんとうに救う道です。パウロはエペソ人への手紙1章13節で、「このキリストにあって、あなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞」きましたと言います。ペテロはその手紙第一1章23節で、「あなたがたが新しく生まれたのは、生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです」と言います。私たちは新約聖書でこんなにすばらしいキリストの言葉を読むことができるのです。
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